![]() | キノの旅〈10〉the Beautiful World (電撃文庫) (2006/10) 時雨沢 恵一 商品詳細を見る |
キノの旅
人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。
「キノはどうして旅を続けているの?」
「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではないか?
ものすごく汚い人間ではないか?
なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ。
……でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、
他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。
とても、愛しく思えるんだよ……。
ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしている様な気がする」
――――――→
今の私を作り上げたと言っても過言ではない、電撃文庫の看板本
。基本ほのぼの、トキタマグロテスクなこの本は、キノが様々な国を旅していく(タイトルそのまんまな)本で、たまにキノの友人(?):シズやキノの師匠(昔話)のエピソードも入ってきます。
さて、ここからは私的な話。
私はこの本を過大なまでに評価しています。
それにはちゃんと理由があります。
最近電撃文庫等で売れている本にはある共通点があります。
それは、 可愛いorキレイな女の子がたくさん出てくる 。
これは男性向けの小説を書いていく上では仕方がないことです。
しかし、この『キノの旅』は違います。
実は最初、キノは女なのか男なのか判らなかったんです。
しかし、かなり売れた。
でも 可愛いorキレイな女の子がたくさん出てくる という共通点にはあてはまらない
つまり、この本は純粋に時雨沢恵一という作家の実力で、売れた
そう私は考えています。これが、理由です。
もしこれから電撃文庫を読もうと思っている人がいたら
もし本は苦手だと思っている人がいたら
是非読んでいただきたいです。



